【2021年版】コロナ禍に考えるマンション売却のタイミング・時期とは


                【2021年版】コロナ禍に考えるマンション売却のタイミング・時期とは

コロナ禍におけるマンション売却のタイミングはいつがベストなのか?

今回は、着々と変化していく情勢を踏まえ、この疑問点に答えていきたいと思います。

コロナ禍でマンションの売り時はどう変化しているか検証

新型コロナウィルスによって日本経済の状況が刻々と変化しているため、マンションの売却時期が今なのか、まだ待った方がよいのかタイミングを迷うかもしれません。

今後マンション売却価格は上がっていくのか、下がるのかも心配になることでしょう。

まずはコロナ禍においてマンションの売り時がどう変化しているのか現状を解説します。

2021年におけるマンションの売り時はコロナ前と違うの?

コロナ前のマンション売却価格は順調に上昇していました。

2020年の東京オリンピック開催に向けて新築マンションが多く建設され、建築費の高騰につられて新築価格が高額になっていました。

同時に中古マンションの市場相場も上がり、コロナ前までは7年連続でマンションの売却価格は上昇傾向にあったのです。

しかし2020年3月に緊急事態宣言が発令された結果、新築・中古マンション共に売り上げが一時的に停滞します。

その後、緊急事態宣言が解除された6月以降、順調にマンション売却市況は回復傾向にあります。

この情勢を踏まえ、中古マンションの成約件数と成約価格の推移を、月ごとにコロナ前の2019年度と比較してみましょう。

こちらが中古マンションの成約件数の推移です。

また、こちらが中古マンション成約価格の推移です。

 

(出典:レインズ サマリーレポート)

http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_202005_summary.pdf

2019年度と2020年度の成約件数を見ると、緊急事態宣言中の5月までは前年度と比べ成約件数は約1000件少なかったですが、解除後は順調に回復していることが分かります。

直近の2020年12月は前月と比べると成約件数が下がっています。緊急事態宣言が再び発令される可能性があったため下落したと考えられます。

しかし成約価格は前年度と比べ約200万円上がっているので、依然として市況が活発であると分かります。

2020年後半は成約件数が上昇傾向にあること、成約価格が前年度と比較して高いことを考えると、いつまで継続するかは不明ですが、2021年のマンション売却市況は比較的活発な傾向が続くと分析できるでしょう。

2021年がマンション売却に良いタイミングと言える理由

2021年がマンション売却に良いタイミングと言える理由は3つあります。

  • 中古マンション購入が優先される
  • 住宅ローンが低金利
  • リモートワークによる物件価値の変化

新型コロナウィルスの影響で経済的な不安を抱えていて、価格の高い新築マンションより、お得感のある中古マンションの購入を検討している人が多くなっているようです。

住宅ローンが低金利になっていることもマンションの購入を後押ししている要因です。

2021年の金利は、変動金利が今までで最低の金利水準を維持していますし、5年と10年固定金利は下落しています。

金利が再び上昇傾向に入る前の今が売り時かもしれません。

また、リモートワークによって物件価値が変化している点も注目に値します。

今まで高く売れるマンションの条件として、都心部にあること、駅とのアクセスがいいことが挙げられました。

これに加えて、新型コロナ感染拡大が始まった後は、郊外にある静かな環境や物件面積が広くてリモートワークがしやすい環境が注目されています。

2021年は高額で売れる物件のバリエーションが増えており、今まで脚光を浴びなかったマンションが高値で売れる可能性があります。
このチャンスで、スムーズにマンションを売却する方法について解説しています。詳しくはこちらをご覧ください。

中古マンションの売り時は築年数20年未満が正解って本当?

これまでコロナ禍における中古マンションの売り時を検討してきました。

マンション売却市況としては今が売り時かもしれません。

しかしマンション売却の際は市況に加え、所有するマンションの経過年数も考慮に入れなければなりません。

築年数が何年であれば売るのに一番良いタイミングなのかデータを見ながら分析していきましょう。

当然のことながら中古マンションは築年数が浅ければ浅いほど売却価格が高くなり、年数が経過するごとに価格が下落していきます。

しかし、築年数と価格は比例しておらず、ある時期に物件価格が急激に下落します。中古マンションの売却を前提とするのであれば、そのある時期を把握しておかなければなりません。

ここでは首都圏における最新のマンション築年数と売却価格の関係をチェックしてみましょう。

マンション築年数と売却価格の関係
築年数 売却価格(万円)
~築5年 5,951
~築10年 5,414
~築15年 4,856
~築20年 4,548
~築25年 3,674
~築30年 2,185
築30年~ 1,984

(出典:レインズ 首都圏中古マンション築年帯別成約状況【2021年01~03月】)

http://www.reins.or.jp/pdf/trend/rt/rt_202104_2.pdf

また、こちらが築年数5年間隔での中古マンションの売却価格差をまとめた表です。

中古マンションの売却価格差
対象年数 売却価格差(万円)
5-10年 537
10-15年 558
15-20年 308
20-25年 874
25-30年 1,489
30年-それ以上 201

 

~築15年の売却価格は4,856万円、~築20年は4,548万円であり、その差は308万円しかありません。

一方、築~25年の売却価格は3,674万円で、築20年~25年で売却価格差が874万円もあります。

その後、築30年になると売却価格は2,185万円となり、築25年~築30年で価格差がなんと1,489万円になっています。

築20年と25年、そして築25年と30年のマンションの間には大きな売却価格の差があるのに比べ、築15年から築20年の間はそこまで大きな下落幅がないことが分かります。

築20年以内に売ればある程度高値で売却できると言えるでしょう。

では築20年を過ぎたマンションは高値での売却をあきらめるしかないのか?

そんなことはありません。

リノベーション物件を探している人や業者をターゲットにすると相場以上の価格で売れる可能性があります。

また、築年数が経過した物件を売る際は、1年の中で一番取引が活発になる季節を狙うとよいと覚えておいてください。

年度末で引っ越しシーズン前となる2月と3月に売却取り引きが出来るように準備したり、年末までに入居したがる層を狙って11月前後に取引するのが家を売る良いタイミングです。

今ならマンションが高く売却できると見極める方法を紹介

「今ならマンションを高値で売却できる」と確信がもてるようにしっかり調査してください。

マンションの売却相場を今まで調べたことがないため、何から始めたらよいか分からないと感じるかもしれません。

不動産の売却価格は物件と市場のさまざまな要素によって変わるため調査が難しいと思うかもしれませんが、一括査定を利用すれば簡単に調べられます。

一括査定で売却価格を調査する方法や注意点をご紹介します。

一括査定で売却価格を調査する方法

一括査定でマンションの売却価格を調査する方法は以下の手順です。

  1. 一括査定サイトへ必要情報を入力
  2. 査定タイプを選択
  3. 要望と質問を入力
  4. 査定申込

4つのステップだけで現在の相場を調べられます。

最初のステップで必要になる情報は、物件住所と延べ床面積、そして築年数などです。

査定タイプは、大まかな価格が分かる机上査定と、正確な売却価格が分かる訪問査定の二つがあります。

とりあえず概算価格が知りたいときは机上査定、本格的に売るために正確な価格が知りたいときは訪問査定を選んでください。

電話ではなくメールでの連絡を希望するときには要望欄へ書き込みましょう。

最後に査定申込ボタンを押せば価格を調査できます。

一括査定のメリットと注意点

一括査定を利用するメリットは2つあります。

  • スピーディーな調査
  • 相場を把握できる

自分で売却価格を調べようとすると地元の不動産業者を調べ、1件ずつ連絡して査定を依頼しなければならず時間がかかります。

一括査定であれば1回の入力作業だけで、複数の不動産会社から査定価格を教えてもらえますし、査定価格が分かるまでの時間は5分ほどで済みます。

相場を把握できることもメリットです。

一括査定を利用すると各不動産会社が提示する価格を比較でき、自分の物件の相場がいくらなのか把握できます。

マンションを売るときに相場を知らないと危険です。

悪質な不動産会社はできるだけ安い価格で売買しようとするため、いろいろな理由を付けて値下げを迫ってきます。

相場を知らなかったがために相手の言いなりになり、安い価格で売買契約を結んでしまうことがあるかもしれません。

損をしないためにも住宅の売却相場を知っておきましょう。

一括査定を利用する際の注意点は2つです。

  • 大手と地元の不動産会社を選ぶ
  • 査定依頼を出す会社を絞りすぎない

査定を依頼する会社を選ぶ際、大手は安心と考えて大手だけを選ぶのはやめましょう。

不動産は大手企業であるから高く売れるわけではなく、買い手の情報をいかに多く持っているかが鍵になります。

ケースによっては地元の不動産会社の方が良い買い手を知っていることがありますから、大手と地元の業者をバランスよく選んでください。

査定依頼する会社の数は絞りすぎない方がよいでしょう。

不動産ともなると動く金額も大きくなります。査定してもらうだけなら大きな手間にもなりませんので、利用する場合は大手企業と地元の不動産会社を数社ずつ選ぶのがオススメです。

まずは複数の不動産会社に話をして、高く売る方法を聞いてみませんか?

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