マンション売却にかかる期間。最短で売りたい人が知っておくべきポイントとは
- 2021.05.17
- マンション売却
マンションの売却には、いくつかの手順が必要なため、どうしてもある程度の期間が必要です。
とはいえ、できるだけ早く売却を終えたいはずです。
最短でのマンション売却を実現するための方法をお話しします。
マンション売却にかかる平均的な期間は3か月
マンションの売却にかかる平均的な売却期間は3か月程度と言われています。
なぜ3か月もかかるのでしょうか。
売却完了までの手順とより早く売却するためのポイントを説明します。
マンション売却完了までの手順
マンション売却までの主な手順は以下の7つです。
1 | 不動産会社に売却の相談 |
---|---|
2 | 対象物件の査定 |
3 | 媒介契約を締結 |
4 | 販売活動開始 |
5 | 契約条件交渉 |
6 | 売買契約締結 |
7 | 売却代金決済 |
これらの手順全てを終えるのに必要な期間が平均3か月ということです。
これら7つの手順を詳しく紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。
マンションの売却期間が長引くほど売却時の価格が低くなる傾向にある
マンションの売却期間が長くなるほど、売却時の価格は低くなりがちです。
特に、販売を開始してから6か月が経過すると、売却価格が極端に低くなる可能性があります。
その理由は、売主側と買主側双方にあります。
売却期間が長くなるにつれて、売主が値下げ幅を広げだし、買主が長期間売れていない物件を避けだします。
買主は、長期間売れていないと、「何か理由があるのでは?」と勘ぐるでしょう。
そのため、売主は価格をさらに下げざるを得ないという悪循環に陥ってしまうわけです。
この悪循環を避けたいならマンション売却期間の長期化に気を付けなければなりません。
マンションを早期売却するためのポイント
では、どうすればマンション売却の長期化を避けることができるのでしょうか。
マンション売却で最も時間がかかるのは販売活動です。
早期売却したいのであれば販売活動を短縮することが重要です。
販売活動を短縮するためのポイントは以下の4つです。
- 相場よりも高額な査定金額を鵜吞みにしない
- 場合によっては販売価格を相場よりも下げる
- マンションの売却が得意な不動産会社に依頼する
- 信用できる不動産会社と専任媒介契約を結ぶ
相場よりも明らかに高額な査定金額を鵜呑みにするのは危険です。
相場を知って相応の価格を付けていれば、この原因で売却期間が長期化するリスクを下げられます。
さらに、販売価格を相場よりも下げれば、その分買い手が見つかりやすくなります。
価格を下げすぎて損をしないように注意しなければなりませんが、買い手が見つからず売却手続きが長期化しているなら、相場よりも価格を下げてみるのも一つの手です。
また、マンションの売却が得意な信頼性のある不動産会社にはマンションの買い手が集まりやすく、販売活動も活発なので、早期の売却が見込めます。
上記のポイントを意識して売却活動を行うことで、最も時間がかかる販売活動を短縮できます。
マンションを最短で売却できる期間は?
マンション売却完了までの平均期間は3か月だと説明してきました。
しかし、どうしてももっと短期間で売却したいということもあると思います。
その場合、販売活動の時間を短くすることが大切だと説明してきました。
販売活動を短くすることによって具体的にどの程度で売却を実現できるのでしょうか。
また、早期売却の別の手段として不動産会社による直接買取りという方法もあります。
最短のマンション売却期間は約1か月
マンションを一般の買主に通常の手順で販売する場合、最短で売却できる期間の目安は約1か月です。
販売期間を限りなく0日に近づければ1か月程で売却が完了します。
不動産会社があらかじめ条件に合った顧客を抱えている場合や、購入を即決する買い主がすぐに見つかった場合に可能だと言えるでしょう。
マンション売却の手続きにかかる期間
マンション売却完了までの主な手順はすでにお話ししました。
「1.不動産会社に売却の相談」~「3.媒介契約を締結」までは販売活動ではなく、売り手と不動産会社の契約の問題です。
早期売却を目指すなら、ここは可能な限り短縮したいところです。
先ほどお話しした極端に高い査定金額に気をつけつつ、信頼できる不動産会社と契約しましょう。
不動産会社決定のために同時に複数の査定結果を得られる一括査定サイトが便利です。
比較検討しながら契約先を決定しましょう。
また、「4.販売活動開始」からの期間を短縮することがマンション早期売却のコツです。
すでにお話しした販売活動を短縮するためのポイント4点に留意し、手続きを進めてください。
不動産会社による直接買取り
マンション早期売却の別の手法として、「不動産会社による直接買取り」があります。
直接買取りであれば、売却に掛ける時間を大幅に短縮できます。
この場合は、平均1週間〜2週間程度で売却が可能です。
1か月と比較すると明らかに早い売却です。
直接買取りでは、文字通り不動産会社が直接マンションの買取りをするため、売却先が決まっており、販売活動が必要ありません。
時間のかかる販売活動が短縮されるから平均1週間〜2週間程度で売却が完了するわけです。
しかし、不動産会社による直接買取りはデメリットもあります。
売却価格が割安になってしまうということです。
売却価格が査定価格の6割〜8割程度になるケースが多いです。
不動産会社は安く買い取れるほど、
利益が得られるので安く買い取ろうとするのです。
では、すぐに現金を手に入れられて、尚且つ高く売る方法はないのでしょうか?
複数の不動産会社の直接買取りの査定結果を確認して、1番高い査定価格を提示したところに売却するといいでしょう。
ここでも一括査定サイトが便利です。
また、他社の査定結果を掲示することで、値段交渉することも可能です。
マンション売却を成功させるためには不動産会社の比較が重要
これまでマンション売却の一般的な手続きと直接買取りについてお話してきました。
どちらの手法であっても、重要なポイントが様々な不動産会社を比較するということです。
なぜ比較検討が重要なのか
納得のいく価格・スピードでマンションを売却するためです。
査定結果を比較せず、不動産会社を選んでしまうと、その会社が信頼できる会社なのかわかりません。
すでにお話ししたような、極端に高額な査定結果を提示するような会社かもしれません。
もしそうであれば、売却期間の長期化に繋がってしまいます。
また、実績のない不動産会社は、販売力が弱く、買い手が集まらない可能性があります。
買い手が見つからないと販売期間が長期化してしまいます。
不動産会社を比較するのは一括査定サイトがおすすめ
不動産会社を比較する場合におすすめなのが、一括査定サイトです。
一括査定サイトとは、インターネット上で複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスです。
サイト上に査定をしたい不動産の情報を入力するだけで、複数の不動産会社の簡易査定結果が表示されます。
複数の査定結果を確認できるため、相場をある程度把握でき、極端な査定を行っている不動産会社も見極めることができます。
このサービスを利用して、信頼できる不動産会社を見つけるといいでしょう。
一括査定サイトの選び方
一括査定サイトは複数のサイトがあるため、どのサイトがいいのか迷ってしまうかもしれません。
一括査定サイトを選ぶポイントは、2つあります。
ひとつは、自分の物件が査定の対象エリアかどうかです。
一括査定サイトの中には、一部地域に対応していないサイトもあるため、対応地域をよく確認するようにしてください。
もうひとつは、提携している不動産会社を審査しているかどうかです。
多くの不動産会社と提携していても、実績が乏しい会社ばかりでは、売却できる可能性が低いため、あまり意味がありません。
実績のある優良な不動産会社と多く提携している一括査定サイトを選ぶことがマンション売却に成功するためにとても重要です。
このポイントに気をつけながら、一括査定サイトを利用してみてください。